第43回
米国大音楽隊が来福

■3月25日から21世紀最初の万国博覧会『愛・地球博』が愛知県で始まった。日本で初めて万博が行われたのは1970(昭和45)年、芸術家・岡本太郎さんの「太陽の塔」で有名な『大阪万博』だ。
 このとき福岡で、同万博のために派遣された米国カリフォルニア大学の「トータルバンド」を招いたコンサートが企画された。新天町は創業25周年記念として同イベントに全面協賛。コンサート招待券は、新天町各店で配布され、演奏は7月9日午後6時半、平和台球場でスタート。開幕の華は新天町のちびっこ山笠が飾った。
 黒い制服に金モール姿の総勢120人の大音楽隊「トータルバンド」は、アマチュアでは世界トップレベルの実力を誇る。クラシックからジャズ、ポピュラーなど、さまざまなジャンルの音楽を演奏、一曲終わるたびに会場から盛大な拍手がわき起こった。さらに演奏しながら隊列を作るドリル演奏、エレキギターやピアノを加えてのギャグ入りコーラス、ダンスなどバラエティー豊かな内容で盛り上げた。
 この夜、同球場スタンドを埋め尽くした観衆は約3万5000人。このイベントが「親しまれる新天町」のイメージアップに大きく貢献し、実りある25周年記念事業となった。

 

   
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