■1969（昭和44）年４月、第３弾となる新テーマソングが作られた。歌詞は前年12月に公募され、特賞1点５万円、入選5点各１万円。寄せられた作品は楢崎哲夫宣伝部長をはじめ新天町の役員で審査を行った。
残念ながら特賞該当作はなかったが、本村辰郎さん（福岡県大川市）が作詞した作品を、いずみたく門下の伊藤アキラ氏が補作して越部信義氏が作曲に携わった。そして、ソノシート２万枚を製作。歌はアニメソングなどを歌っていた額田和代（のちにテレビのひらけ！ポンキッキのお姉さんとして登場していた可愛和美）さんが吹き込んだ。軽快で親しみやすい歌詞とメロディーは、新天町でのショッピングをより一層楽しいものにした。

キミとボクの街

♪花があるルッルルー
　星があるルッルルー
　キミの街　ボクの街　新天町
　星を見つけよう　花をさかせてよ
　ふたりの　みんなの　新天町　ヤア！

♪愛があるルッルルー
　恋があるルッルルー
　キミの街　ボクの街　新天町
　愛をこの胸に　恋をこの手に
　ふたりの　みんなの　新天町　ヤア！

♪夢があるルッルルー
　歌があるルッルルー
　キミの街　ボクの街　新天町
　夢はうつくしく　歌はいつまでも
　ふたりの　みんなの　新天町　ヤア！

ソノシートは買い物客にも配られ、それからおよそ５年間、ラジオやテレビCMで曲が流されたので記憶にある人も多いことだろう。みんなに親しまれ愛されたテーマソングだった。