前原光榮商店は当店の古くからのお取引先です。
皇太子妃がお使いになっている16本骨の傘で前原光榮商店が有名になったようでうすが、昭和天皇がお使いになった紳士傘も前原光榮商店がお作りさせていただいていることは知られていません。
前原光榮商店の先代社長が天皇の傘をお作りするときにどのようなことを気をつけたかを聞いたことがあります。
閉じてお持ちになっているときのさりげなさと存在感。
広げたときには十分な広さと安定感と持ちやすさそれに全体から漂う上品なかたちなどに気をつけたそうです。
また公用の時などに、絶対故障しないことが大切で、中棒(軽さと丈夫さがある大分産の樫を使用)、親骨の材質や仕上げ(縫い糸、とじ糸が切れないような細かい仕上げ)などに特に気をつけたそうです。
手元は昔ゴルフのクラブに使っていたヒッコリーを使用、持ちやすく傘とバランスがいい重量の太さで丸みをつけていねいに仕上げている。
以下前原光榮商店製造の紳士傘の一部をごらんいただきます。これ以外にもありますが徐々に掲載します。
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