東京から転勤して福岡にこられたかたから、福岡は人もよく、食べ物のおいしくてとても好きなんだけど、福岡の人は時間にルーズなのが困るといわれたことがある。
それも「博多時間です。」と遅れてきたことを悪びれる様子もないのには頭に来ることがあるという。これは本来の博多時間の意味を取り違えて使われているのである。会合に遅れてきたことの言い訳に「博多時間」と言ったその人は、しゃれで言っているのならわかるが、本来の「博多時間」の意味をわからずにつかっている人も多い。
相手を配慮するのが「博多時間
」
聞いた話だが、本来「博多時間」というのは、博多で商家を訪問するときには、約束の時間よりも早く行くと迷惑をかけるので、その時刻ちょうどか少し遅れて(遅れてといっても12時の待ち合わせならば12時の時報がなってひといきついてぐらい)に訪問するのが礼儀となっている。
商家の生活はいつも商売第一で、仕事以外のことでの訪問の約束については、相手はそのぎりぎりの時間まで仕事や客を迎える準備をしているだろうということに配慮するために生まれた習慣なのである。
また博多の会合などで年長者やえらい人は開始時間のちょっと遅れていくことも「博多時間」という。えらい人があまり早くから行って待たれると、ぺいぺいはもっと前の時間に行かなければ成らなくなることを配慮するのである。相手を怒らせてしまうなどはもってのほかである。
ちなみに博多山笠の会合では時間励行のことを博多時間と言っている。本来の「博多時間」の奥深さを汚さないようにしたい。
●博多祇園山笠 (7月1日―15日早朝)大黒流れ寿通りのサイトです。
●放生会 (9月12日―18日筥崎宮)「なしも柿もほうじょうや」っていいます。
●せいもん払い (11月下旬福博商店街)せいもん払いってなーに?博多商人がお客様に感謝のお祭り
●厄八幡(12月31日若八幡宮)大晦日には必ずお参りします。
●はこざきさん
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